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2014年3月6日木曜日

「広瀬川のサケ」観察用水槽 ―(4)

仙台市役所本庁舎1階 「市民のへや」前に設置しているサケは、だいぶ大きくなりました。
1月末には体長2.5cm程度でしたが、現在は体長4~5cm近くまで大きく育っています。

体が大きくなって、餌に対する食いつきも激しくなりました。


餌をあげる前の状態が下の写真です。水槽の下の方でおとなしくしています。

人の気配を感じると、競って上下左右に激しく動き回ります。

給餌の際に色々と話しかけていただいた皆様、通りがかるたびに成長を見守っていただいた皆様、ありがとうございました。



3月8日(土)に広瀬川へ放流するために、3月7日(金)の朝には水槽は撤去されますので、そろそろ見納めになります。
まだの方は、ぜひご覧ください。



【放流会のお知らせ】
〇サケフォーラム&サケ見送り隊
日時:平成26年3月8日(土曜日) 10:00-12:30
集合:荒町市民センター集合 (宮沢橋下で放流)
主催:広瀬川サケプロジェクト(広瀬川市民会議)、
    荒町市民センター、広瀬川文化祭プロジェクト
参加:無料 
申込:広瀬川サケプロジェクト(080-7004-4932)

2014年1月23日木曜日

「広瀬川のサケ」観察用水槽 ―(3)

仙台市役所「市民のへや」前に設置している広瀬川のサケへの餌やりが今日から始まりました。
昨年末までは小石の陰で身を寄せ合い、力なく横たわる個体もいたので心配しましたが、現在は写真の通り元気に泳ぎ回っています。

お腹につけていた卵(卵黄)もほとんど吸収されました。
 
写真の様な粒状の餌を与えています。成長の度合いによって粒径が大きいものに切り替えていきますが、現在は手前の粒径が一番小さいものを与えています。
 
稚魚は餌をあげた分だけ食べてどんどん大きくなるようですが、一度にたくさんあげ過ぎると水槽の水が汚れてしまいます。1回の量を減らして、回数を増やすことがコツの様です。
市役所では、職員が朝と昼休みと帰る前の3回、餌やりをしています。
餌やりの現場を見かけた方はお気軽のお声掛けください。餌やりを体験できますよ。
 
現在の体長は2.5cm程度です。大きくなるのが楽しみです。

2013年12月16日月曜日

「広瀬川のサケ」観察用水槽 ―(2)

12月9日から仙台市役所「市民のへや」前に設置している広瀬川のサケ観察用水槽ですが、週末にふ化が始まりました
まだ数匹/150卵ですが、小石の陰に身を潜めていますので探してみてください。


ふ化する際に泡が出て水が白く濁るので、くみ置きした水で半分ずつ水を交換して濁りをなくします。水槽が小さかったり、卵が多かったりすると全滅する場合もあるそうです。
【参考】ハンドブック「広瀬川さけ物語」 (広瀬川市民会議 作成)

広瀬川サケプロジェクト 公式サイト:http://hirosegawa-sake.jimdo.com/

2013年12月9日月曜日

「広瀬川のサケ」観察用水槽 ―(1)

仙台市役所は、市民団体「広瀬川市民会議」が主催ずる「広瀬川サケプロジェクト」に、「サケ育て隊」として参加しています。
今年も「広瀬川のサケ」の観察用水槽を設置しました。
平成23年からスタートし、今年で3年目となります。

市役所本庁舎1階「市民のへや」前で、発眼卵およそ150粒を観察できます。
卵からかえった稚魚は、来年3月に「サケ送り隊」が広瀬川に放流します。

 名取広瀬川漁業協同組合から提供を受けた、広瀬川のサケの卵です。
(注意) 河川を遡上するサケは、水産資源保護法によって保護されているので、一般の方は捕ることはおろか、触ることもできませんので、ご注意ください。名取広瀬川漁業協同組合は孵化事業のために、県から特別の許可を受けています。

大切な卵をそっと水槽に移します。


サケのふ化の目安には、”積算温度”という指標が使われます。
水温8度の環境に30日いれば積算240度、といった具合です。
ふ化が始まるのは積算温度480度くらいなので、市役所の卵が今日時点で積算360度、水温約13度、といった条件から逆算すると、来週にはふ化が始まりそうです。

ふ化してしばらくは、水槽の底で小石の陰に隠れていますので、そっと覗いてみてください。

【お知らせ】
卵の数に限りがありますが、学校や企業、個人の方も「サケ育て隊」に参加可能ですので、関心のある方は広瀬川サケプロジェクトのサイトからお問い合わせください。

2012年12月12日水曜日

サケの人工授精見学 -2

続いては、ふ化場敷地内にある専用の建物で、いよいよ人工授精です。
卵に精子をかけて人工授精させます。

次に、卵を真水で洗います。
常に流水にさらされている自然の状態と違い、卵に付着した精子が残っていると飼育槽の水が汚れる原因になるためです。
受精後、水に触れると浸透圧の違いにより卵が吸水して20%程度大きくなり、弾力が増します。卵が外圧から身を守る自然のシステムですね。
専用のピンセットでつまんでみると、思いのほか弾力に富んでいることがわかります。

水で洗い流したあとは、ピンセットで丁寧に死卵(しらん)を取り除きます。
手間のかかる作業です。写真で白くなっている卵が死卵です。


ふ化するまでは、建屋内の飼育槽で大切に飼育されます。
おびただしい量の卵です。

敷地内には、ひっそりとサケの魂を鎮める魚魂碑がたたずんでいました。
お酒が供えてあります。



こうして育てられ、放流された稚魚が再び広瀬川に帰ってくるのは、およそ4年後です。

※注意
サケは『水産資源保護法』によって保護され、一般の方は河川での捕獲が禁止されています。
川でサケを見つけても、そっと見守るだけにしてください。

サケの人工授精見学 -1

11月3日(土曜日)にサケの人工授精見学会が実施されました。

会場:広瀬名取川漁協郡山さけふ化場
仙台市太白区郡山字南上河原7番2号

広瀬川・名取川の合流地点の近くにありますが、なかなか分かりにくい場所にあります。私は今回が初めてです。
現場には、尚絅中学校から生徒さんが見学に来ていました。

サケ属には6種類の魚がいますが、このうち、一般にサケと呼ばれているのは"シロザケ"です。
川でふ化したサケは海に出て、繁殖のために約4年で生まれた川に戻ってきます。
ところが、産業の発展に伴って水利用に対する需要が増加してダムや堰堤が作られ、昔と比べてサケが遡上しにくい河川環境になっています。

このふ化場では、捕獲したサケを人工授精でふ化させ、飼育したあと川に放流することで、サケを守り育てていくために、人間がサケの繁殖を手助けしています。

捕獲したサケは、間近でみるとかなり迫力があります。
水しぶきも豪快で、動きも堂々たるものです。
背中が白くなっているのは水カビ病です。海水中では塩分による殺菌作用で発生しませんが、淡水に入ると水カビが発生し、サケは体力を奪われてしまうそうです。

遡上を始めると”南部鼻曲がり”に代表されるように、オスは鼻が曲がって鋭い顔つきになります。違いがわかりますか?


大変な手間と時間を掛けて、サケを守っていることがわかりますね。

2012年4月2日月曜日

広瀬川サケ・プロジェクト(サケ迎え隊)

※2011年11月5日の記事です。

広瀬川市民会議」が主催する「広瀬川サケ・プロジェクト」。
その中の「サケ迎え隊」に参加してきました。

毎年秋になると、広瀬川にはたくさんのサケが遡上してきます。
千代大橋たもとの中河原緑地に集合し、宮沢橋下流の郡山堰まで散策し、サケが遡上・産卵する様子を観察します。

中河原緑地から上流へ
私は、サケが広瀬川を遡上する事を知りませんでした
流域に住んでいても、この事を知らない方も多いようです。
大都市を流れる河川でありながら、ダイナミックな自然環境を残す広瀬川の、魅力のひとつなんですね。

名取川の河口から広瀬川との分岐点あたりまでは、東日本大震災による津波の被害が大きかったのですが、それでも、サケ達は次の世代に命をつなぐ為に広瀬川を遡上してきました。

広瀬橋から宮沢橋(上流側)を望む

遡上してきたサケは、キズだらけになりながらも
いたるところで水しぶきをあげていました。

郡山堰(広瀬橋~宮沢橋間)の脇に作られた魚道。

郡山堰には、鮎やサケが遡上できるように魚道が作られています。階段状に足場(?)が設置されているので、魚は休み休み遡上する事ができます。
とはいえ水量が少ないため、相当の体力を使うようです。
20分程かけて魚道を遡上していく姿も見られました。

このあと、「サケ育て隊」がサケの卵の里親になって、3月まで飼育します。
仙台市役所の1階にも、飼育するサケを展示することになりました。
年明けの3月には「サケ送り隊」によって、稚魚は広瀬川に放流されます。
彼らが再び広瀬川に帰ってくるのは約4年後です。