2013年12月9日月曜日

「広瀬川のサケ」観察用水槽 ―(1)

仙台市役所は、市民団体「広瀬川市民会議」が主催ずる「広瀬川サケプロジェクト」に、「サケ育て隊」として参加しています。
今年も「広瀬川のサケ」の観察用水槽を設置しました。
平成23年からスタートし、今年で3年目となります。

市役所本庁舎1階「市民のへや」前で、発眼卵およそ150粒を観察できます。
卵からかえった稚魚は、来年3月に「サケ送り隊」が広瀬川に放流します。

 名取広瀬川漁業協同組合から提供を受けた、広瀬川のサケの卵です。
(注意) 河川を遡上するサケは、水産資源保護法によって保護されているので、一般の方は捕ることはおろか、触ることもできませんので、ご注意ください。名取広瀬川漁業協同組合は孵化事業のために、県から特別の許可を受けています。

大切な卵をそっと水槽に移します。


サケのふ化の目安には、”積算温度”という指標が使われます。
水温8度の環境に30日いれば積算240度、といった具合です。
ふ化が始まるのは積算温度480度くらいなので、市役所の卵が今日時点で積算360度、水温約13度、といった条件から逆算すると、来週にはふ化が始まりそうです。

ふ化してしばらくは、水槽の底で小石の陰に隠れていますので、そっと覗いてみてください。

【お知らせ】
卵の数に限りがありますが、学校や企業、個人の方も「サケ育て隊」に参加可能ですので、関心のある方は広瀬川サケプロジェクトのサイトからお問い合わせください。

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