2012年4月2日月曜日

広瀬川サケ・プロジェクト(サケ迎え隊)

※2011年11月5日の記事です。

広瀬川市民会議」が主催する「広瀬川サケ・プロジェクト」。
その中の「サケ迎え隊」に参加してきました。

毎年秋になると、広瀬川にはたくさんのサケが遡上してきます。
千代大橋たもとの中河原緑地に集合し、宮沢橋下流の郡山堰まで散策し、サケが遡上・産卵する様子を観察します。

中河原緑地から上流へ
私は、サケが広瀬川を遡上する事を知りませんでした
流域に住んでいても、この事を知らない方も多いようです。
大都市を流れる河川でありながら、ダイナミックな自然環境を残す広瀬川の、魅力のひとつなんですね。

名取川の河口から広瀬川との分岐点あたりまでは、東日本大震災による津波の被害が大きかったのですが、それでも、サケ達は次の世代に命をつなぐ為に広瀬川を遡上してきました。

広瀬橋から宮沢橋(上流側)を望む

遡上してきたサケは、キズだらけになりながらも
いたるところで水しぶきをあげていました。

郡山堰(広瀬橋~宮沢橋間)の脇に作られた魚道。

郡山堰には、鮎やサケが遡上できるように魚道が作られています。階段状に足場(?)が設置されているので、魚は休み休み遡上する事ができます。
とはいえ水量が少ないため、相当の体力を使うようです。
20分程かけて魚道を遡上していく姿も見られました。

このあと、「サケ育て隊」がサケの卵の里親になって、3月まで飼育します。
仙台市役所の1階にも、飼育するサケを展示することになりました。
年明けの3月には「サケ送り隊」によって、稚魚は広瀬川に放流されます。
彼らが再び広瀬川に帰ってくるのは約4年後です。

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